学校は大好き

私たちの生活には当たり前のようにある「トイレ」
でも、ちょっと想像してみてください。

生徒数1,400人の学校に、たった2つのトイレ。トイレを使用するには長い列を並ばなくてはいけません。
やっとの思いで入るトイレにはハエが群がり、蚊の卵でいっぱいです。その悪臭は、30メートル先までただよっています。

通っている学校にこのようなトイレしかなかったとしたら・・・初経を迎えた女の子が「学校を休みたい」と思うのも無理はありません。

バングラデシュ北部の農村部にある高校では、女子生徒の約半数が中退していました。女子生徒の出席率と中退率、そして衛生状態を改善させるため、ユニセフは地域の人々と協力して、衛生習慣や手洗いの方法について教育従事者との連携に重点を置いた支援を開始しました。そして、手洗いの施設や、18基のトイレを学校に設置するための資金が集まりました。
今、全生徒の66%を女の子が占め、出席率は良好です。

「トイレができる前は、私も学校をやめたいと思っていました。でも今は、将来医者になりたいと思っています」と、ある女子生徒は話します。

動画「バングラデシュ：女の子が学校を休まなくなった理由」（日本語字幕/約3分）はこちらから＞http://j.mp/1AfFcci　

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